2012年03月15日

チアリーダー・マサカー 〜裂かれたユニホーム〜



監督 : ブラッド・ラッシング
出演 : ジュリア・リーマン、ミッシェル・ボイド 他

CHEERLEADER MASSACRE 2 / 2009 America

「戦慄の山小屋」とは関連性なし。
全くの別物に同じタイトルを付けただけですね。

ストーリーは前作とは違い、
一応はチアリーダーらしいものになっています。
(チアの選抜合宿(?)での惨劇)
殺人鬼云々ではなく、未来的な殺人機械達による
謎のSFスラッシャーといったところ。

機械達は複数登場し、
姿は円盤、虫型や植物型でなかなか悪くない。
殺人シーンはCG感が全開でグロさはチープですが
ゴアな雰囲気はありますね。
副題が「裂かれたユニホーム」ですが、
裂かれるのは身体ごとって事なんでしょう。
首がザシュッとか縦に真っ二つとか。

※今回もチアらしい可愛い衣装がない。
どちらかと言うとジョギングやジムの格好だなぁ。
何故なんだ。予算か?予算なのか?

脚本には無理があって、あまり感情移入は出来ない。
映像や役者さんもそれなりに良い雰囲気。が、
得体の知れない殺人ロボットの恐怖感が微妙です。
予算があってリアルな造形が出来れば怖そうですが、
正統派の殺人鬼ものにした方が良かったのでは。

肝心(?)のお色気は今作でもなかなか多いですが、
必要のないシャワーシーンなんかで
作品のテンポを悪くしている様にしか思えず。
プールサイドでの健康的なおっぱいシーンの
一回だけにしておいた方が「おぉっ」となったかも。

全体的には惜しい完成度だが、どうにも無理がある。
個別に殺人機械の犠牲になっていく様子は楽しいが
リアリティが足りず、全くハラハラ出来ないのが残念。

うーん、二度目の視聴には耐えないですねぇ。

☆見所としましては

んー、異形の機械にどう惨殺されるか。でしょうか。
それが売りだとは思うんですが、
あまり上手くいってませんねぇ。

ヒロイン二人には華があって可愛いです。
今後の活躍に期待したい。

☆総評としましては

★★+0.4 / 色々と無理が見える。

お色気と恐怖のバランスが悪く、
チープなCGが雰囲気を壊してしまう。
アナログとSFのいいとこ取りが狙いっぽいので、
もっと予算があれば化けてたかも知れません。

んー、でも脚本がどうにも許容できませんでした。
最後はちょっとポカーンとしちゃいましたね。
伝統的なサスペンス・ホラーで撮って欲しかったなぁ。



YouTube - Cheerleader Massacre 2 (edited version)

2012年03月13日

チアリーダー・マサカー 〜戦慄の山小屋〜



監督 : ジム・ウィノースキー
出演 : タミーエ・シェフフィールド 他

CHEERLEADER MASSACRE / 2003 America

久しぶりに正統派の駄作スラッシャー(?)・ホラー。

吹雪の山小屋にたどり着いた学生グループ(+先生)の
13日の金曜日的なお話ですね。
全てにおいてチープさが先に立ってしまうので、
恐怖や感情移入とは程遠い仕上がりとなっております。
映像は一昔前の家庭用ホームビデオ並みで見にくく、
ストーリーは言わずもがなの薄っぺらさ。
殺人シーンは駄目駄目という八方塞がり。
これがまた、絶妙に楽しめない駄作具合でして、
どうせならもっと酷い出来が良かったなぁ、とか。

なによりも致命的だと感じるのは
「恐怖の演出」があまりに下手過ぎる事で、
例えば血の色だったり音楽を挿むタイミングだったり。
まずい演技と合わさってマイナスの掛け算の様です。

うーん・・・

唯一の売りであるお色気シーンは数多く、
それなりに力が入っています。
が、どうにも映像の荒らさが目立ちますね。
そしてチアの衣装が全く出てこないという驚き。
せめてそこだけは頑張って欲しかった。

展開や演出にツッコミ所はたくさんありますが、
笑える部分は全くと言っていいほどにない。
ちょっとイラっとする感じですねぇ。
ただ、これだけスカスカの内容をうまく伸ばし、
商業作品として作り上げたのは素晴らしい。

出来は良くもなく、悪過ぎる事もない。
故に、個人的には最も楽しめないレベルなのが残念。
「笑いのないホラー・コント」って感じでした。

☆見所としましては

まぁ、、、お色気ですねぇ。
先生、体洗うの下手すぎ。あと、風呂が長い。
キャプテンは可愛くて谷間だらけ。うむ。
ただ、キャラ付がなさすぎてもったいない。

☆総評としましては

★+0.8 / 決して悪くはない。

が、面白くはない。
平均的な駄作なんですが楽しめる要素もある。
制作側のがんばりが見えるので、良し!

と、言っておきましょう。
深夜TVでやってても首を傾げる出来ではありますが。

(追記)

僕の「駄作」っていう表現は駄菓子的なチープなもの。
くらいに受け止めてもらえれば。
好きですよ、駄菓子。



YouTube - Cheerleader Massacre OFFICIAL Trailer

2012年01月09日

36パスオーエス



監督 : アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ
出演 : アイネス・サバラ、ノエリア・バルボ 他

36 PASOS / 2006 Argentina

お色気絶叫サスペンス・ホラーと思ったら・・・
なんだこの精神的に疲労する圧迫感は。

なかなか衝撃的なゴア映像と
謎に満ちた展開から始まります。
が、時系列はバラされており、
進行形の状況を掴むのには少し時間が必要でした。

その状況が・・・
説明してしまうと、実際に視聴した時の
恐怖と混乱が薄まってしまうので、全略。

ひとつの家で楽しく自由に振舞っている
(様に見える)女性グループがすでに巻き込まれている
理不尽な恐怖。それに尽きますね。
状況を把握してからは、明るく平和なシーンほど
背筋が凍りそうでした。

超大胆なカメラワークとカット割。
陽気なシーンと陰惨でサイコな映像が織り混ざった
複雑かつ圧倒される進行に
並々ならぬセンスを感じます。
個性・・・と言うよりも"才能"と"実力"ですね。
映像の作り方といい、その繋げ方といい・・・
なんというか、別格の仕上がり。

序盤からスッキリとしない
言い知れぬ恐怖感が纏わり付き、
クライマックスで爆発する狂気と惨劇は
物語を一気に加速させ、
ある種のカタルシスを与えてくれました。

恐かった。

SAWに代表される、いわゆる
ソリッド・シチュエーション・ホラーの
一種だとは思いますが、捻りのある設定が
それらとは全く違った恐怖を描き出していますね。
"悪夢"を映像化した様な、紛れもない傑作。

☆見所としましては

ずっと水着姿のお姉さん達なんですが、
お色気なんて感じている暇はありませんでしたね。
その姿にすら恐怖を感じさせる設定の秀逸さが見事。

サイコなキャラも沢山出てきますよ。

☆総評としましては

★★★+0.8 / 悪い夢だ。

と、言うものの、妙なリアリティもあり、
神経を圧迫する疲労感を味わえます。

ジワジワと恐怖を煽っておいて、
本当に一気に加速するクライマックスには
圧倒されっぱなしでした。

そして・・・
ラストシーンの空恐ろしい恐怖感ときたら・・・
もうね、サイコ。超サイコパス。

これはホラーやサスペンス好きの方には
是非とも見てみて欲しい。
低予算でも映画というのはここまで出来る!
そんな感動も感じさせてくれる見事な作品でした。



YouTube - 36 PASOS 予告編

2011年09月30日

デッドクリフ



監督 : アベル・フェリー
出演 : ファニー・ヴァレット、ジョアン・リベロー 他

DEAD CLIFF / 2009 France

タイトルやポスターを見ても中身がさっぱり。
そんな映画を借りてみたら殺人鬼モノだったと。
半端なB級臭(予算の無さ)は漂ってますが、
まぁまぁがんばった仕上がりでした。

登山もので高所や落下の恐怖なのかと思ったら
まさかの殺人鬼スリラーに。
うん、これは意外な展開でした。
「山に潜む殺人鬼」こう書くと期待が高まりますね。
殺され方もなかなかの描写です。が、
全体的には非常に凡作な印象の薄い作品。

思い出すのはヒロインの大きく開いた胸元でしょうか。
いや、君らはなんでそんな軽装なんだ。
別に殺人鬼が出てこなくても死んでたんじゃ・・・
いや、まぁいいや。
登山やクライミングに興味の無い人を
前半から惹きつけておくためでしょう。
おっぱい効果で。
ただ、このヒロイン、クライマックスで超闘います。
いいよいいよ。超肉弾戦!

残酷描写はなかなか身近な痛さっぽく
想像しやすいです。殴る、刺さる、引き摺る、と。

でもまぁ、殺人鬼は全然怖くない。
姿を見せない間が恐怖的にはピークでした。
夜の山に閉じ込められ、
姿の見えない殺人鬼に狙われるのはいいシチュですね。

佳作、と言えなくもない出来、かもしれない。
想像と違ったおかげで楽しめたのでヨシですね。

☆見所としましては

ヒロイン。
開いた胸元とラストの逆襲はなかなかのものです。
高さ的な恐さは中途半端なので特になし。

☆総評としましては

★★+0.8 / 随分となにか足りない。

なんでしょう、恐怖感でしょうか。
いや、殺人鬼のカリスマ性かもしれません。

うん、将来の楽しみないい監督さんだと思います。
(優等生的な意味で)



YouTube / デッドクリフ