2012年07月26日

ヴァンパイア・ストリッパー



監督 : ブライアン・トムソン
出演 : トリーナ・アナリー、モニーク・ドュプリー 他

BACHELOR PARTY IN THE BUNGALOW OF THE DAMNED / 2008 America

煙に次々と浮び上がる裸体のシルエット。
なかなかにお洒落なエロスに釘付けですね。
良いオープニングです。

まぁ、本編が始まってすぐにガックリきますが。

襲われモノのチープな作品に定番の設定。
なんとなく冴えない男達が別荘でパーティー、
そこにセクシー(?)な美女(?)の集団(?)が…
みたいな。

で、まぁダラダラと展開するんですが、
お色気シーンの色気の無さがまずスゴい。
殺戮シーンの"なんじゃこりゃ感"がまたスゴい。
そして音楽がこれまたヒドい。

いや、コメディなのかマジなのか…
よくわからなくて笑えませんよ。

役者さん達は憎めない雰囲気はありますね。
主演(?)の男性はそこそこ堂に入った
リーズナブルでナチュナルな演技。
女性陣には迫力があって良いです。
うん、そのままの意味です。強そう。

いや…
なんとか褒めようと思って言ってみましたが、
まぁ、べつにアレですね… 演出がダメ過ぎる。

終盤ではなかなかのトンデモ展開と、
突飛なアイデアが盛り込まれていますので、
楽しむとしたらソコですね。

最後がまた、どうしようもないんだ(笑)
いや、悪くない終わり方でしたが、
二度は見れないでしょうねぇ。
長い。面白くないのに長い。
意外と手間暇はかかっていそうですが…

うーん。

「そこはもうちょっと頑張れよ」ってな具合の
非常に力を抜いて作られた作品でした。

☆見所としましては

酷い展開を楽しみましょう。

他は特にないですが、
クリーチャーを気持ち悪く見せようという
"キモさ頑張り"はちょっとありました。

☆総評としましては

★+0.7 / C級としては良く出来てる。

オープニングがワクワクのピークでした。

うーん、本編はちょっとスベリまくり。
あと、音楽と玄関のチャイムの音がイラつく。
最後のオフショットも何故かイラつく。

楽しめたか?と聞かれると…
ちょっとお答え出来ませんね。えぇ。

うーん。うーん。

2011年09月06日

レズビアン・ヴァンパイア・キラーズ



監督 : フィル・クレイドン
出演 : ジェームズ・コーデン、マシュー・ホーン 他

Lesbian Vampire Killers / 2009 UK

「レズビアン」「ヴァンパイア」「キラーズ」と
男の本能を呼び起こしそうな単語の連発ですね。

初見ではレズビアンなヴァンパイア・キラーズが
吸血鬼を退治しまくる、
ロックでクラッシャーな映画かと。
どっこい、レズのヴァンパイアに襲われるお話でした。
・・・こう書くと非常にエロスの匂いがするんですが
実際には"ちょいセクシー"が少しある程度です。

いや、期待してたわけじゃないですよ?

オープニングから通していわゆる"アメコミ調"
なわけですが、それなりにうまく作っていますね。
捻りのない展開や皮肉の効かないセリフは
なんというかイギリスらしくない、と言いますか。
でも、そこが見ていて単純明快で良かったです。
考えずに見れる、これぞ娯楽映画。

設定はショーン〜とゾンビハーレムをたした様な。
うん、入りやすくていいですね。
おっと、ゾンビ映画を基準にするのは悪いクセです。

-あらすじ-

悪女にフラれた、まぁまぁ真面目な男と
仕事を首になった、そこそこ軽薄なおデブ。
ロマンスを求めてたどり着いたその村には
伝説のレズビアン・ヴァンパイア達が・・・。

な、わけですが
あまり物語を追わなくても楽しめます。
ヴァンパイアがレズビアンなのは

「この映画を女性まみれにしたかったんだ。」

と、いう事でしょう。

なぜ女体まみれにしてくれなかったんだ

いや、別の映画になってしまうか・・・
これならご家族でも楽しめるかと思います。

主役の二人はイギリスのコメディアンだそうで、
初々しい気がするのはそこでしょうか。
非常にナチュラルで好みの演技です。
ロッテ(ヒロイン)役の女性もチャーミングで
眼鏡が良く似合います。
彼女は「ラン・オブ・ザ・デッド」に出ている様なので
是非見ます。いや、まぁ出てなくても見ますが。
他の人たちもしっかりと役目をこなしていて、
登場人物みんなに愛着の湧くいい役者さん達ですね。

作品全体は、突出して「素晴しい!」と言える部分が
あるわけではないのですが、いろんな面で
及第点に達している、という実に親しみやすい印象。
テンポ良くストーリーが展開していきますし、
画の撮り方なんかは非常にうまいです。
音楽もノリがいい。役者さん達もノリがいい。
みんな楽しんでますね。

グロ表現は少なめながらあるにはあるんですが、
ヴァンパイアの体液が真っ白なおかげで全然平気かと。
「なんか牛乳が飛び散ったー わー」みたいな。

なんというか、お約束をしっかり守った展開で
終始安心して、かるーく楽しめた良作でした。

うん、いいじゃないか。

穿った見方をすると
"こんなん好きだろ?"みたいな
少しわざとらしいシーンがいくつかあるんですが
それはそれで味になってて良いと思います。

☆見所としましては

とりあえずはまぁまぁセクシーな女性だらけ。
いい意味でのわざとらしさ。

そしてヴァンパイア・エキストラの
みなさんのノッてる演技でしょうか。
なんか嬉しそうなんですよね。
僕もゾンビメイクをして映画に参加すると・・・
たぶんこんな感じになってしまうんじゃないかと(笑)

うんうん。ヴァンパイアは女性の憧れですよね。
(完全に僕の思い込みかもしれませんが)

☆総評としましては

★★★+0.2 / エロくない!

エロくはないので残念ですが、
楽しめる様に作られたいい映画だと思います。
もっともっとコアに作っていたら
また違った面白さがあっただろうなぁ、とも。

ちょっと疲れてる時に見るのが丁度いい。
ライトでコミカルな楽しい作品でした。



YouTube / Lesbian Vampire Killers - Official Trailer

2011年08月18日

フロム・ダスク・ティル・ドーン



監督 : ロバート・ロドリゲス
出演 : ジョージ・クルーニー、クエンティン・タランティーノ、ハーベイ・カイテル、ジュリエット・ルイス、トム・サヴィーニ 他

From Dusk Till Dawn / 1996 America

-あらすじ-

逃亡中の凶悪な強盗犯兄弟に人質にされてしまった家族
国境を越え辿り着いた"目的地"で
共に束の間の酒宴に興じるが・・・
突如として巻き起こる悪夢の晩餐会
醜いヴァンパイア達の罠に嵌った彼らの運命は?
アウトロー VS ヴァンパイアの
壮絶な殺し合いが始まる。

さぁ、ゾンビから少しだけ浮気ですが
大好きな映画「フロム・ダスク・ティル・ドーン」を
ずいぶん久しぶりに観ましたよ。
やはり傑作。
最高にニヤニヤしながら見てました。

ロバート・ロドリゲス監督は
非常に素晴らしい作品が多いですね。
結構なゾンビファンらしく、一番好きなゾンビ映画は
ロメロ監督の「ゾンビ」と語った事もある様です。
どおりで、この映画もゾンビもの寄りな仕上がりです。
ヴァンパイアでなぜにこんなにスプラッタなんだ。
トム・サヴィーニも出演してるし。もう最高。

物語の中盤まではアウトローな
銀行強盗犯兄弟二人を中心とした
ヴァイオレンスなロードムービー。
ここの部分が超A級の仕上がりで、
それはもぅ素晴らしい完成度なんですが
ヴァンパイアの登場から一気に超B級テイストに!
いや、いい意味で。ですよ。
この辺りの無茶苦茶加減は
タランティーノの仕業じゃないかと疑っています。
いや、いい意味で。ですよ。ほんと。

※脚本がタランティーノなんですね。
素晴らしい豹変ぶりだ。

ヴァンパイア、と言うものの
それらしいのは弱点ぐらいで、その容姿は醜い怪物。
襲う姿は肉に飢えたゾンビのごとしです。
その点でも
ゾンビファン必見の一本じゃないでしょうか。

存在感のあるキャラ設定といい、抜群のテンポといい
ロドリゲス監督ならではの仕上がりは実にお見事!
二つの作品を続けて見た様な心地よい疲労感。

うーん、素晴らしい。
これぞヴァンパイア・スプラッタの名作ですね。
スプラッタとはいえ、痛そうな表現は少ないですし、
実に軽快なテンポでコメディ要素もバッチリ。
何度でも楽しく見れるのではないでしょうか。

☆オススメとしましては

全編通して素晴らしい仕上がりなんですが、
前半と後半がまるで別物です。
なのに纏まっているという・・・
他の監督には真似の出来ない芸当でしょう。

タランティーノの脚本も良いですね。
特にラストの去り際がカッコいい。

☆総評としましては

★★★★★ / 超お気に入り。

出ました、満点。
ゾンビでもヴァンパイアでもない様な・・・。
うん、面白いからいいじゃないですか。

早くBlu-ray発売してくれー。
DVD再販でもいい。