2012年10月09日

デッドマンズ・プリズン



監督 : ピーター・マーヴィス
出演 : グリフ・ファースト、ベイ・ブルーナー 他

DEAD MAN'S PRISON / 2005 America

たぶん最初の原題は「DEAD MEN WALKING」
実にありふれたシンプルなタイトルですね。
(似たタイトルの作品が多いので
便宜上、使われなくなったのだと思います)

舞台は刑務所。凶悪犯御用達の様子です。
…の、割には警戒が緩いですが。
物語の雰囲気は陰気で殺伐としていて乱暴。
事態の"収拾がつかない"様子が上手く出ています。

おそらく、ですが… この作品の発想は
「刑務所で暴動を起こすのがゾンビ(感染者)だったら」
の一点に尽きるんじゃないでしょうか。

あらすじも実に単純。

感染者入所→刑務所内パンデミック→荒れ狂う!

って感じです。

それらしい脚本もあるにはあるんですが
残念な点として、人物の描き方が非常に甘い。
それぞれにしっかりと見せ場がある、はずなんですが
どうにも感情移入が出来ないので
微妙な場面になってしまいます。

うーん、やりたい事はよくわかるんですよねぇ。
でも構成が結構いいかげんなので
なんだかとっ散らかった印象を受けてしまいます。
ずーっとバタバタしているのにスピード感はない…

ゴアグロ表現はめちゃめちゃ頑張ってまして

吐血ビチャー!散血ビッシャー!
顔面グッチャー!内臓デローン、ブシュブシュ!
手足がブチブチブチブチー!

みたいな。
まぁちょっと大袈裟に書いてますが。

特にハラワタの引き摺り出しシーンの多さが…
「いや、もぉええわ!」ってくらいにあります。
うん、画的にはかなりイケてますよ。

※ちょっと気になるんですが、例えば
顔面を撃ちますよね?んで顔面がグチャっとしますね?
それを倒れた後にわざわざもう一回映す…
みたいなシーンが結構多いんですよ。
「特殊メイク万歳!見て見て!ここ凄えだろ!?」
って主張がちょっと鼻に付くんですよね。
テンポの邪魔をしているのがもったいないかなーと。

ゴアパターンの少なさも低予算の宿命ながら、
あまり繰り返されると
必要性を感じなくなってしまうわけでして。

この作品でとにかく見せられるのは

・吐血をぶっかけられて感染が拡がる
・ひたすら感染者を銃で撃つ
・ハラワタ引き摺り出し
・狭い通路と小分けされた部屋

といった所でしょうか。

こうピックアップすると良い要素ばかりですが
ひたすらに足し算でクドい。
他にも首を傾げるシーンがちらほらありまして、
脈絡の無いそこをバッサリとカットして
もう少しタイトに、ストイックに仕上げて欲しかった。

役者さん達は妙にこなれた演技で魅力あります。
時々大根なシーンを挟むのはご愛嬌、という事で。

いや、なかなか見応えはありましたね。
面白いところも十分に。うん。
なんだか否定的なレビューになってしまいましたが、
それだけの期待が持てた作品でした。惜しいぜ。

☆見所としましては

感染者の挙動がやたらと粗暴で
まさに囚人が感染したって感じが良いですね。
悪く言うと雑なんですが、
これはこれで作品の雰囲気にぴったりで納得出来ます。

最初の感染者の人は上手かったなぁ。
一番の見所がこの人が発症する時の演技かも?

それとやっぱりゴアグロですね。
なんというか、真似の出来そうな特殊メイクが
個人的に非常に参考になりました。ありがたい。

☆総評としましては

★★+0.5 / 頑張った分、盛り過ぎた。

んー、なんだか勿体無いなぁーという感想。
編集し直すだけでもかなり良くなりそうな…
良い要素がたくさんあるだけに
詰め込み過ぎて纏まらなかったんじゃないでしょうか。
結果、やり過ぎて粗が目立ってしまった、と。

惜しい。実に惜しい。
リメイクか再編集版があればまた観てみたいですね。

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ここからはネタバレ、と言いますか
視聴前に読んでしまうと気が散る要素を。

役者さん達がうっすらと誰かに似ているんですよね。
それが気になって気になって(笑)

存在感のない主役(?)のお姉さんは芸人の友近似で
声がまた… ちょっと嘘っぽくてコントの時に出す様な。
そこを意識しちゃうと、もうなにを言っても…

いきなり出てきた神父(?)さんは
トム・サヴィーニを少し薄く、上品にした感じ。
一瞬「ん?」と思ったんですが違いました。
目がギラついてない。

唐突なおっぱい要員のお姉さん。
ミシェル・ロドリゲスっぽい。
こちらはなかなかの巨乳ですが。えぇ。

このお姉さんはもっと出して欲しかったなぁ。

パッと思い出すのはこの三人。なんですが…
他の人たちも誰かに似ている気がしてきました。
いやぁ、集中出来ずに申し訳ない。
みなさんはお気をつけ下さい。

視聴前に読んじゃった人はもう駄目ですね。
そこも含めて楽しんじゃって下さい。すみません。
posted by DM at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ映画 / B級
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