2012年09月15日

レック/ザ・クアランティン



監督 : ジョン・エリック・ドゥードル
出演 : ジェニファー・カーペンター 他

QUARANTINE / 2008 America

先日レビューした傑作POV「REC」のリメイク作品。

ストーリー、セリフ、オチなどはそのままに、
少し衝撃的なシーンを足しただけ。

予算が大幅アップ!とか
豪華出演人で華のある映像に!とかは
全くないんですね… うーん、
変わったのはスペイン語から英語になった事くらい。

正直な感想を申しますに

「なんでわざわざリメイクしたのさ?」

と。

「余計な事すんじゃねぇ!」

と。

原作の方は無駄を削ぎ落とし、
タイトな完成度が群を抜く仕上がりでした。
どっこい、本作はと言えば…

まず第一に臨場感がない!

まぁこれが全てなわけですが、
同じ作りでもこうも出来が違うのかと感心しました。
いや、嫌味ではなく素直に原作が凄いと。
なんというか、
「POV手法で撮ってるB級映画」感しかしません。
この差はなんだろう?
画質?演技?細かな演出でしょうか?
原作を見た直後に見たせいもあるとは思いますが、
画面の中の他人事でしかないんですよねぇ。

そして言語。

あの捲し立てる様な
スペイン語が切迫感を煽っていたのに…
英語になってしまい、どこか冷静なんですよ。
えぇ、役者陣が。
セリフを足してでも間を埋めて欲しかった。

登場人物の存在感も原作に及ばず。
なんとなくただの「ゾンビ化要員」だと
感じさせるのが致命的ですね。愛着無し。

追加のゴアシーン自体は出来も良く
原作にも欲しかったと思わせる程ですが、
実際にはテンポの邪魔をしてしまい
あまり効果的ではないかと…
確かに見たかった絵面ではあるんです。
でも、それは他の作品でやってもらえればいい。

あと、なんだアレ。
感染と症状に既存の病名を当て嵌めるんじゃねぇ!

外の包囲の様子も映し過ぎ。
もっと閉塞感を大事にするべきだ。

うーん、どうにも不満な点が目立ちます。
もしこちらを先に見ていたら、どうだろう…
結構好意的な感想になったとは思います。

単品で見るならば佳作、リメイクとしては駄作。
そんな感じでしょうか。

☆見所としましては

原作を先に見る事をまずはお勧めします。
その上で、追加のシーンを楽しめばいいかなぁと。
最後のシーンの演出が少しだけ変わっていましたが、
これはなかなか良かったと思います。

☆総評としましては

★★ / 全ての要素が劣化している。

辛口、毒舌気味の厳しい感想となりました。
これはリメイク作品の宿命だと思いますが、
今回は原作の完成度が高過ぎた!

商業的なもの以外にリメイクの意義を感じず、
本家「REC」の奇跡的な完成度を再確認しました。
二作を比べてみることで、
大事な要素が見えてくる様な気がします。

原作側にプラスの宣伝・経済効果があったならば、
それはとても素晴らしい事ですね。うん。

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posted by DM at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ映画 / B級
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