2012年03月02日

チェーンソーメイド



作 : ていえぬ (長尾武奈)

CHAINSAW MAID / 2010 Japan

「チェーンソー・メイド」
YouTubeでの再生回数が350万回を超え、
その完成度の高さから海外での評価も高い粘土アニメ

DVDには未公開を含め
ていえぬ氏の全作品(2010年まで)を収録し、
ホラーで暴力的でちょっとコミカルな
スプラッタークレイアニメーションの
世界を堪能出来ます。

「CHAINSAW MAID」

本編。言わずとしれた傑作クレイアニメ。
目、表情、色彩が素晴らしく、
「生きてる(死んでる)人形」感がスゴイです。

目に生命を感じますし、口の造形には感情が。
ビビットな色彩と粘土特有の「テカり」が
悪夢にも似た雰囲気を醸し出していて、
非常に良い演出になっていますね。
グロ表現も粘土ならではの仕上がりで、
血や切り口のドロドロ感とボリュームが迫力満点。
とにもかくにも造形の完成度が恐ろしく高く、
スプラッタ感の素晴らしい見事な傑作。

最初にちょっとエロスを、
最後に萌えを感じさせるのがニクい演出ですね。



YouTube - CHAINSAW MAID / 2007

「CHAINSAW MAID episode.zero」

Web未公開の新作。

造形や表現のレベルはさらに上がっていて、
ホラーな雰囲気はこちらの方が強いかも。
冒頭で女の人がお腹を裂かれてしまうので、
かなりゾッとしました。悲壮感というか。

メイドさんと少女が日本アニメ的な造形になっており、
萌え度も上がっているかもしれません。
おっぱいありますよ、おっぱい。

「BATTLE OF CLAY」

教育テレビを思わせる可愛らしい作品。
どこか闇を感じさせるのは気のせいでしょうか。



YouTube - Battle of Clay / 2006

「BATTLE OF CLAY2」

「SAW」のジグソー顔した二人の
たたいてかぶってジャンケンポン。
顔が恐く、おどろおどろしくもあり。



YouTube - Battle of Clay 2 / 2006

「BLOODY NIGHT」

怪奇なモンスター・ホラー

暗闇を背景に、追われる恐怖と襲われる恐怖が。
音楽が効果的で、緊迫感のある一作ですね。
全作品中、最もハラハラしました。恐い。



YouTube - BLOODY NIGHT / 2007

「WITHIN THE BLOODY WOODS1」

初期のゾンビ作品。

音声が入っていて、
ゾンビのうめき声が良いですね。
短いですが、おぞましい雰囲気は見事。



YouTube - WITHIN THE BLOODY WOODS 1 / 2006

「WITHIN THE BLOODY WOODS2」

飛び出す目ん玉と潰される目ん玉。

この二作品のゾンビは実に恐い顔をしています。
殺人鬼がゾンビ化した様な感じですかね。

続編に期待。
是非、調子に乗った主人公を・・・



YouTube - WITHIN THE BLOODY WOODS 2 / 2006

「Bloody Date」

僕が初めて見たていえぬ作品。感動。

サイコな一家に囚われる女性の恐怖がありありと。
デスマスクと生首の描写が怖くて良いです。
そして少女の無邪気なおぞましさが・・・



YouTube - Bloody Date / 2007

「Crazy Clay Wrestling」

角が痛そうなプロレス作品。

痛そうですがグロはなく、ある意味安心な一作。
「 C! C! W! 」の掛け声がシュールでクレイジー。



YouTube - Crazy Clay Wrestling / 2007

「PUSSYCAT」

ファンタジックでちょっと陽気なバイオレンス作品。

猫と豚と狼の二転三転する物語で、
明るく淫靡なエロスも感じさせます。
爽やかな背景の中で痛そうな描写が・・・
特に豚の表情が素晴らしく、見事な逸品。



YouTube - PUSSYCAT / 2008

いや、しかし存分に楽しめる作品集でした。
一つ一つは短いですが見応え十分。
物語の最後をカラッとさせてくれるのも良いですね。

ますますのご活躍を期待しております。

(ちょっとコラム)

クレイアニメの優位性というのを考えてみたんですが、
実写に勝るのは"本物"である事だと思うんですよ。
「いや、全部作りもんじゃん」
って向きもあるでしょうが
一度その世界観に入ってしまえば
それが「本物」ですよね。
人の想像力とか没入力とかって凄い。

実写だと、この「没入感」に限界があって、
時々その世界から抜けてしまう事があるんですよね。
小道具が嘘っぽかったり、
台詞が一瞬わざとらしかったり。
で、二次元のアニメだと生々しさが足りない事が多い。
(細かな理論は置いておいて)
同次元に存在していないので。

粘土には体積や質量(重量感)があって、
だからこそのリアリティが
生まれるんじゃないかな、と。
首が落ちた時の重さとか斬る時の抵抗感なんかは
本当に粘土アニメ向けのスプラッタ要素だと。

なるほど、粘土とスプラッタは相性が良い。
もちろん造形の完成度が高い事も大事ですが、
今後もたくさんのクレイスプラッタを見てみたいなぁ。
posted by DM at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビアニメ
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