2012年01月08日

スローター 死霊の生贄



監督 : ジェイ・リー
出演 : ジェシカ・エリス、ザック・キルバーグ 他

THE SLAUGHTER / 2006 America

原題の"SLAUGHTER"は虐殺や殺戮の意。
これはシリアスなホラー・ゾンビが期待出来ますね!

どっこい、よくわからないコメディ調の
「悪霊+ゾンビ+オッパイ」
そんな感じの、お気楽な作品でした。

よく見てみると、監督は
「ゾンビ・ストリッパーズ」のジェイ・リーです。
うーん、主張が一貫していて非常によろしい。
好きです、この監督。その主張というのも、
グロさとお色気とコメディは相性が良い、と。
もしくは・・・
使える要素は使っとけ、と(笑)
商魂の様なものを感じますね。

物語はスタンダードなお化け屋敷作品で、
盛り上げ用にゾンビも後半で大活躍!的な仕上がり。

アルバイトで廃墟の掃除に訪れた若者と雇い主。
陰惨な過去に囚われたこの家で、
彼らは偶然(必然?)にも
次々と悪霊復活の儀式を行ってしまう。
復活した魔女。ゾンビとなって蘇る仲間たち・・・
殺戮の惨劇が今、再び始まる。

まぁ、なんか大まかにはそんな感じのお話。

オープニングはアメコミっぽさ全開の
おっぱいがいっぱいなシーンから始まりまして、
呪文を唱えながら短剣で仲間や自分を刺す!

刺す!刺す!刺す!

うん。このシーンの刺してナイ感が半端ないです。
チープさと微妙な迫力が混ざり合った不思議な感覚。
ただ、デジタル処理の
かなりな安っぽさはいかがなものかと(笑)

※全体を通して言える事ですが、
CGや合成等の出来があまりに安い。
が、おかげでさっぱり怖くないという
妙な安心感があります。
うーん、これはこれで狙ってやってるんでしょうか。

せっかくのおっぱいシーンですが、何故かモノクロ。
うーん、もったいない。
大昔→昔→現在と時代描写が移って行くんですが、
段々と映像に色味を帯びてくる、という演出です。
まぁ、わかりやすくていいかもしれません。

カラーで見たかった。

ゴホン・・・
まぁ、おっぱい話は置いておきまして・・・

本編前半は粗い映像のシーンが多く、
所々に悪霊が現れるお決まりの前フリ部分。
登場人物のどうでもいい掛け合いが少し退屈です。
黒髪ヒロインの華の無さと
お色気担当の金髪グラマーな女性陣の差が大きい。
が、
この黒髪の女性も後半ではいい感じに壊れてくれます。

いや、キャラ変わっとるがな。

と、いう事で
後半からはやたらとコメディ色が強くなっていきます。
セオリーとは逆のパターンな気がしますが、
前半を壮大な前フリと考えるべきでしょう。

いや、たいして意味のない前フリですが。

後半の主軸となるのはドタバタなゾンビ・パニック。
多少のグロもありで、犠牲者が増えていきますが、
基本的には能天気な会話の続くお手軽ムードです。

「それでいいのか?」

と、ツッコミたくもなるんですが、
前半から中盤のチープな緊張感よりも
後半のチープなコント仕立ての方が気持ち良い。
そんな感想で楽しくなってきました。

うーん、これは監督の思う壷なのかも。

犠牲者の死に方は残酷っぽくもバカらしくもあり。
子供さんやグロが苦手な人は怖いかもしれません。

そこからオチに向かって物語は破綻していきますが、
その破綻を逆手にとってのコント仕立てへの移行は
B級、C級作品として上手い撮り方だと思いました。
上手い撮り方というか上手い逃げ方ですね。

最終的なオチも、ある程度の先読みは出来たものの、
独特の安っぽさで逆に違うオチにするかも・・・
とか、そんな雰囲気もありました。
最後の絵面もバカっぽくてちょっとグロくて良い。
ヒロインの見せ場はココと壊れ始めて笑う所ですね。

特殊メイクはかなり頑張っていて十分なレベル。
ところが、デジタルな映像処理が酷い。
そこにB級+C級の心地良い面白さがあるなぁ、と
個人的にはなかなか楽しめた作品でした。
やっぱり好きです、この監督。

まぁ・・・
真面目に見ようとすると駄作になってしまうかも。

☆見所としましては

ゾンビが現れてからのツッコミ所の多さ、
ふざけた会話、とぼけた演技。
ここだけ見ると非常に良質のゾンビ作品ですね。
いや、褒め過ぎました。
良質とまでは言えませんが、なんだか面白いです。
監督がゾンビ好きなのは間違いないと思いますね。

オープニングはモノクロのおかげで
アメコミの1カットの様な絵面が楽しくて良い。
美人揃いでおっぱいがいっぱいなので、
このシーンで予算の大半を使ったんじゃないかと。

エライ!

あ、いや、駄目じゃないか!まったく・・・
本編の女性陣も美人ぞろいですね。

☆総評としましては

★★★ / おっぱいと監督で点数オマケ。

繰り返し見てみると、
実は後半のコント仕立て部分も
制作側としては真面目に作ってるんじゃないかと、
そんな風に思えてきました。
と、すると、偶然に出来た変な佳作って感じですね。

とりあえず!
色んな意味でなかなか楽しめました。
何故か何度も見てしまう、癖になるC級感。

うーん、意外とお気に入りになってしまった。

(追記)

予備知識としては知っていたんですが、
とにかく吹き替えが酷い。
これはこれで面白いんですが、
キャラの雰囲気も作品の抑揚も壊していますね。
終始に渡ってコントのノリなわけですが、
悪ふざけが過ぎるのではないかと・・・

シリアスを狙った場面にも馬鹿なセリフを。
それもあまり笑えません。具体的には
「アーチーチ〜」や「トゥゲザーしようぜ!」など。
少しはシーンの雰囲気を尊重して欲しかったなぁ・・・

見る人によっては好きな人もいるかも。
お色気担当のお姉さんが
エセ関西弁なのは少し笑いました。

まぁ、まったくの別物として見る事をお勧めします。
posted by DM at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ映画 / B級
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