2011年12月02日

ホーンテッド



監督 : ナチョ・セルダ
出演 : アナスタシア・ヒル、カレル・ローデン 他

THE ABANDONED / America,Spain,Bulgaria

邦題は「ホーンテッド」
(幽霊に取り憑かれた〜)ですが、
原題は「The Abandoned」(捨てられた〜)ですね。
"廃墟"や"捨て子"または"廃車"などなど、
映画の内容に沿ったタイトルだと思います。

物語は、双子の男女が出生の謎を求めて
かつての"家"に戻り、呪われた過去に囚われる。
42年の歳月を経て、
巻き込まれる悪夢に抗う術などない。

そんな感じです。
因縁めいた設定の幽霊屋敷モノですね。

映像は薄暗くて湿っぽい。
陰影が濃かったり、背景をぼかしていたりで
なかなかに雰囲気があります。
時々風景が綺麗に見えていいですね。

演出がかなりわざとらしく作られていて、
導入部では「んー?」と思わせる様な出来栄え。
しかし、後半になり迫力の展開を迎える頃には
しっかりと世界観に飲み込まれています。

時系列は狂い、
現実と虚構が入り混じって混乱させるタイプの作り。
"全てが悪夢の中の現実"という事でしょうか。

自分たちの生霊が現れ、
その姿は死の姿を予告している・・・、と。
この辺から、僕は
「自分ならどう行動するか?」を考えて見てました。
んー、とりあえず・・・、家、燃やすかなぁ。
悪霊が"家族"にこだわっているので、
その器をぶっ壊すしかないんじゃないかなぁ。
出来るか出来ないかは別として。

もしも漫画やアニメなら、
推理と機転で危機を乗り越える様な話だったかも。

脚本としては、
ある意味、日本人好みのアンハッピーなもので、
思った通りに事は進みます。
生霊や悪霊の姿は限りなく生身っぽく、
生霊の方はゾンビっぽくもありますね。
んー、見た目は怖くないけど、現れ方は恐い。
「怖がらせよう」という意志の伝わってくる、
真面目でスタンダードな仕上がり。
怖さはそこそこですが、
「逃れられない」感はアリアリと出ていて、
追い詰められる息苦しさはなかなかのもんです。

うんうん、なかなか優等生な作品だ。

全編通して緊張感は続きますので、
日常に温さを感じてる人なんかにお勧めです。

適度に怖くて楽しめた作品でした。

☆見所としましては

クライマックス直前に、家がガタガタと揺れる
ポルターガイスト現象が起こるんですが、
これがなかなか、迫力の映像で良かったです。

全体がサスペンスっぽい雰囲気なのも良し。

☆総評としましては

★★+0.7 / んー、印象には残り辛いかな。

まぁまぁ面白いんですが、
決定的になにかが足りない様な気がします。
うーん、なんだろう。おぞましさ、かな。
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