2011年11月17日

ウォーキング・デッド



著 : ロバート・カークマン
訳 : 風間賢二

The Walking Dead

ゾンビブームを更に一段も二段も押し上げた感のある
アメリカのTVドラマ「The Walking Dead」の
原作コミック本(日本語翻訳版)です。
アメコミ自体をあまり目にしない日本市場で、
翻訳版のゾンビ漫画が発売されるとは・・・
ドラマシリーズの人気の高さと共に、
関係各所の熱い情熱が伝わって来ますね。

まず、でっかい。B5判変形版という事で、
iPadよりも一回り大きいくらいです。
そして表紙が実に素晴らしい!
これはポスターが欲しくなりますね。

収録内容は豪華で、原書の1〜3巻分、スケッチブック、
オリジナルシリーズのカラー表紙ギャラリーに
伊東美和さんの解説まで収録されています。

僕はアメコミが非常に苦手でして、
本書も慣れるまでに少し時間がかかりました。
うん、10分くらい。

作画なんかは少し粗く見えてしまいますが、
とにかく「出来事」を描いていく。
そして「展開」していく。そんな印象です。
細かな会話や描写はバシバシ端折ってますね。
のんびりとは読ませないぞ、と。

内容やキャラ設定はドラマ版とはずいぶん違います。
主人公を含め、登場人物はかなりダーティーで、
ヒーローやヒロインは不在。実に人間らしい。
それがまた「出来事」に集中させてくれる訳です。

肝心のゾンビ描写は、意外にも少しおざなりな感じ。
人間ドラマがメインの作品の様なので、
その辺りは「ゾンビ」そのものではなく、
「ゾンビ化現象」が生む悲劇や成長がテーマ。
そう、主役はあくまでも「人間」なんですね。

この原作を読んで思うのは、
ドラマシリーズは本当に上手く、見栄え良く、
それはもう見事な味付けがされているなぁ、と。
だけど決して別物じゃないんですよねぇ。
うーん、素晴らしい。

ドラマシリーズは紛れもない傑作、ですが、
この原作コミックにも相応の迫力があります。
巻き起こる「出来事」の存在感たるや、
アメリカならではのスケールを感じさせますし、
辛辣な事件や強いセリフが時折グッとさせてくれます。

うーん、続刊も楽しみだ。
posted by DM at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビブック
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