2011年11月03日

結界師



著 : 田辺イエロウ

結界師 全35巻

"結界師"
空間(世界)を創り出したり消したりする特殊能力。
妖退治を裏家業とする二つの一族が
代々に伝わる因縁と優しく、暖かく向き合う物語。

"妖怪"ではなく"妖"(あやかし)というのが
僕のツボでして。
その妖の造形が変に可愛くて良いんです、この作品。
シリアスで迫力の展開もあって、
そんなシーンでは肌がざわつくほどの怖さもあります。
これも"怖さ"ではなく"恐さ"の方でしょうか。
飲み込まれるような感覚なんですよね。
空気を飲み込む。

全35巻と結構な長編になっていますが、
それでも決して中だるみする事なく、
実に計算高く物語は進行し、終幕します。
最初はまぁまぁお気楽な雰囲気で、
徐々に緊迫していく、深化していく様な。

そして、登場するキャラクター達が、もぅ。
それぞれに人間味溢れる愛すべき人たちなんです。
巻が進むごとに感情移入してしまって仕方ない。
主役の彼がこういった性格だからこそ、
この作品はこの方向に進んだんだ、と。
そんな事も思いました。

悲しい事も、優しい事も、やるせなさも。
喜怒哀楽の感情が自然と心に沁みてきましたねぇ。
最後の方なんか、僕ずっと涙目でしたよ。
嬉しい様な、なんか複雑な感情で。

バトルものであり、人間と妖のドラマであり。
気持ち良く心の動く素晴らしい作品。
タグ:漫画 傑作
この記事へのコメント
前にテレビでやってたよね?
見た事あるような無いような…
少年サンデー?
Posted by sky at 2011年11月03日 14:12
やぁやぁ。いつもコメント嬉しいです。

アニメもやってたみたいですね。
僕はマイペースに読める漫画が好きでして。
絵が親しみやすくていい雰囲気ですよ。
Posted by DM at 2011年11月05日 05:41
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