2011年10月02日

28週後...



監督 : ファン・カルロス・フレスナディージョ
出演 : ロバート・カーライル、イモジェン・プーツ 他

28 Weeks Later / 2007 UK

「28日後...」の続編。
今作は色々とパワーアップしていますね。

音楽を前作から引き継いだおかげで
実にスムーズに世界観に入り込む事が出来ました。
この辺の演出は本当に上手いですね。
映像は暗く、コントラストが強い。
キャストや監督が変わっていますが、
前作の雰囲気をあまり壊す事なく
スケール感は大幅にアップされています。

エキストラ役の方々が大量に投入され、
パニック映画としての描写は上々。
保護されていたはずの健常者たちが
建物内に閉じ込められ、混乱の中で瞬時に
巻き起こるパンデミックは恐怖そのものです。
ここのシーンは脳裏に焼き付いてしまいました。

うーん、恐い。
閉じ込められた時の最悪の状況じゃないでしょうか。

物語は一つの家族を中心に展開するんですが
希望や愛ではなく、残酷さや弱さが強く出ています。
それだけに辛辣な表現が多々あり、
眉をしかめて嫌な気分にさせるシーンが多いです。

「衝撃的な映像」を強く意識した作りになっていて、
時々は狙い過ぎだなと思う所がありました。
それでも効果は絶大で、印象深く仕上がっています。
とにかく画の撮り方が抜群に上手く、胸を掴みます。

感染者の表現は前作よりも更にゾンビに近くなって、
「超動きの速いゾンビ」として見る事が出来ました。
しかも凶暴で、集団で、発症までは十数秒しかない。
こんなパンデミックが起きたら、
間違いなく人類は滅亡するでしょうね。
早めに感染したほうがいいんじゃないかと
思えるほどに希望はない。

ワクチンがなんの役に立つんだ。

まぁ・・・、希望や救いを求めるのは本能ですね。

メインキャストはそれなりに豪華です。
お父さん役の人はハンサムで華があり、
苦悩の表情が役柄にハマっていますし
お母さん役の女性の演技も素晴らしく、
実力派のお二人といった印象です。
そして娘役のイモジェンが美しい。
絵画の様な顔立ちで、画的に際立ちますね。
どちらかというと脇役のはずなんですが、
その存在感はこの作品に不可欠のものに思えます。

全体としては、意識しすぎたのか
失敗しているシーンも幾つかある様に思えます。が、
圧倒的な物量で前作に迫る仕上がりになっています。

☆オススメとしましては

パンデミックと呼ぶに相応しい感染劇。
そこに渦巻く恐怖と混乱は実に生々しい。
感染者の表現も前作を上回る出来栄えだと思います。
(全力ダッシュと数の多さ)

☆総評としましては

★★★+0.9 / 感染パニックの代表作!

見るものを飲み込む迫力は有無を言わさず。
物語を包むリアリティが精神的に辛い。
ツッコミどころも見当たりますが
今作もまた、傑作といえる仕上がりだと思います。

うーん、でもちょっとやり過ぎかも。



YouTube / 28 Weeks Later official trailer
posted by DM at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ映画 / A級
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