2012年07月28日

レイプゾンビ



監督 : 友松直之
出演 : 小沢アリス、亜紗美、あいかわ優衣、小林さや 他

レイプゾンビ LUST OF THE DEAD / 2012 Japan

えー、まず、過度な期待は禁物です。
いろんな事情が見え隠れする深夜向けエロドラマ。

うーん…

C級の無茶な設定の場合、
話にある程度の説得力(誤魔化し)を持たせるか、
逆にもっとぶっ飛んだものにした方が良いかも?
どうにも中途半端な気がしますねぇ。
いや、ぶっ飛んではいるんですが、
エロ主体ってそういった要素を隠しちゃいますよね。

要はゾンビ化したついでに性衝動の塊になった
"毒男"くん達と
4人のコスプレ女性陣がワイワイするお話。
大筋は下ネタとエロシーンに終始し、
犯してナンボ、犯されてナンボの大根芝居です。

※僕は強姦、暴行といった要素が非常に苦手でして、
そもそもこの作品を見るのには向いていません。

で、なにが一番の問題かというとですね、
「ゾンビじゃなくてもいいんじゃ?」って事です。
おかげでゾンビらしさがほとんどありません。
そこですね。そこがゾンビ押しの
当ブログとしましては最大のマイナスポイントです。

とりあえず人肉を食べない。
ゾンビからゾンビへの感染もない。(自然発症します)
それはもはやゾンビじゃない。
と、感じてしまうわけですよ。
ただ、ゾンビの設定を無くしてしまうと
普通(?)の集団レイプ魔になってしまいますし、
ゾンビ色を強くしてしまうとお色気ビデオとしての
お手軽さや魅力が邪魔されてしまうわけでして。

うーん、これは難しい。

クライマックスでは意外と様になっている殺陣と
新次元のオチが用意されていますので、
そこだけ楽しんでもいいかもしれません。
全編こんな感じでおっぱいどーん!だったら
かなり面白そうですね。いや、個人的に。

んー、おそらくは低予算(でもかなりかかってそう)と
お急ぎスケジュールの中で健闘されていますが、
やはり日本でゾンビを題材にした実写は難易度が高い。

この作品に関しましては、まず"レイプ"ありき。
それを似非ゾンビで味付けしたと。
まぁ、そんな印象ですねぇ。
それがちょっと残念でした。
これが反対だったら…
なかなかに興味をそそられるかもしれません。

…いや、やっぱりレイプは嫌いですがね。
もしかすると全て的外れで、
僕がこの作品のターゲットじゃないだけかも。

予算、演技、設定、商業的な事情でちょっと苦しそう。
そんな雰囲気の漂う作品だと感じました。

☆見所としましては

とりあえず、ち○こま○こ金○中○し
そんな下セリフで女性陣が頑張っております。
演技がダイコンでも存在には魅力がありますし。

☆総評としましては

★+0.6 / にんともかんとも。

ゾンビ要素の薄さ。それが全てです。

ゾンビ好きの方には毛嫌いされそうな仕上がりですが、
ゾンビと全く関わりのない…
例えば普通の高校生や中学生が深夜に見てしまうと
思い出に残る作品かもしれません。思春期的な意味で。

個人的にひとつ。

やっぱり邦画で超設定のエロドラマといえば
くノ一忍者の時代劇に限りますねぇ。

そんな事を思いました。まる。
posted by DM at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ映画 / C級

2012年07月27日

フィースト2 -怪物復活-



監督 : ジョン・ギャラガー
出演 : ジェニー・ウェイド、ダイアン・ゴールドナー 他

Feast 2: Sloppy Seconds / 2008 America

前作からの正当な続編。
馴染みの登場人物もチラホラと…

相変わらず先の詠めなさは健在で、
"なんてこった!"のオンパレードです。
最低の展開と絵面を惜しげもなく投入した
実にスペシャルな逸品。

内容は前作のネタバレになっても困るので割愛。
と、言っても…
立て籠もって逃げて殺されて、
立て籠もって死んじゃって逃げて頑張って。
みたいな感じなのでアレですが。

登場人物のキャラは濃く、それぞれがとても魅力的。
特に赤毛の刺青女と前作の裏切り者のあの人。
この二人が見たくて何度も観てしまいますねぇ。

序盤は前作の"ツケ"を上手く利用して展開し、
後半にはまぁ"ケツ"が目立っていますが
どうでもいいですね。すみません。

スケールはほんのちょっとアップして、
ロケーションは町に。クリーチャーは集団発生。
って感じで。

映像はエグく、グロく、汚い。
なんて言うか、こう、ゲロまみれですね。
お食事中の視聴はお勧め出来ません。

※特殊メイクのレベルはやはり高く、
時々、意図的なのかチープにもなります。
なんかホッとするよね。うん。

所々でサイケだったりバカっぽかったりの
映像が挿入されるんですが、
これはちょっと狙い過ぎだと思いました。
まぁ、これも息抜きですね。たぶん。

前作との最大の違いはホラー要素がかなり薄い事。
うん、ちょっとドキドキしますが怖さはないですね。
敵が少し弱くなっている事もあって、
おふざけの出来る余裕と言いますか、
ヴァイオレンス・ゴアグロ・コメディって感じ。
…の割には緊張感があるので、なんか特殊な環境です。

視聴する際の注意点として…
汚物感の強い映像もそこそこ多いですが、
タブーへの真っ向勝負がお好きなようで、
その点ではやはりダメージを受けますね。
まぁ、ちょっとだけ。
ただ、基本的に明るい雰囲気で進行する場面が多く、
あまり尾を引きません。
苦手なシーンはさらっと受け流してしまいましょう。

んー、これがシリアス路線だったら…
それはそれで凄い作品にはなりそうです。

最後が投げっ放しジャーマン風に終わるので、
これは続編に期待せずにはいられません。
次はどう攻めてくるのか・・・
いや、楽しみです。

☆見所としましては

とにかくセオリーをぶっ壊したがる構成ですね。
細かな粗も大きな粗も意に介さず、
「こうやりたいんだよ!」
を突き進む手腕はお見事です。

そして画作りは上手い。
劇場の大画面を意識した映像だったと思いますね。
まぁ、本国では上映がなかったらしいですが。

あと、突然のおっぱい要員化には驚いた。
意外なタイミングすぎて、めっちゃ見ちゃいましたよ。
思う壷だねぇ。

☆総評としましては

★★★+0.1 / ひっくり返る面白さ。

予測不能のはちゃめちゃな展開とアイデア。
B級としても実に個性的な作品ですねぇ。
視聴者と制作側のガチンコバトルって感じで、
サービス精神は旺盛かつ捻くれている模様です。うん。

これぐらい上手く無茶をしてくれると面白いですね。
好きです、このシリーズ。

完結編では、はたして…?


(追記)

原題のサブタイトル"Sloppy Seconds"には
「日陰者」「脇役」「B級」という意味と、
「二番目の性交相手(一番目の直後に)」の意味が。
どちらもこの作品に合った言葉だなぁと感心しました。

続編(二番目の〜)で前作の余韻をかき乱す、的な。
デリカシーの無さがよく現れていますねぇ。

2012年07月26日

ヴァンパイア・ストリッパー



監督 : ブライアン・トムソン
出演 : トリーナ・アナリー、モニーク・ドュプリー 他

BACHELOR PARTY IN THE BUNGALOW OF THE DAMNED / 2008 America

煙に次々と浮び上がる裸体のシルエット。
なかなかにお洒落なエロスに釘付けですね。
良いオープニングです。

まぁ、本編が始まってすぐにガックリきますが。

襲われモノのチープな作品に定番の設定。
なんとなく冴えない男達が別荘でパーティー、
そこにセクシー(?)な美女(?)の集団(?)が…
みたいな。

で、まぁダラダラと展開するんですが、
お色気シーンの色気の無さがまずスゴい。
殺戮シーンの"なんじゃこりゃ感"がまたスゴい。
そして音楽がこれまたヒドい。

いや、コメディなのかマジなのか…
よくわからなくて笑えませんよ。

役者さん達は憎めない雰囲気はありますね。
主演(?)の男性はそこそこ堂に入った
リーズナブルでナチュナルな演技。
女性陣には迫力があって良いです。
うん、そのままの意味です。強そう。

いや…
なんとか褒めようと思って言ってみましたが、
まぁ、べつにアレですね… 演出がダメ過ぎる。

終盤ではなかなかのトンデモ展開と、
突飛なアイデアが盛り込まれていますので、
楽しむとしたらソコですね。

最後がまた、どうしようもないんだ(笑)
いや、悪くない終わり方でしたが、
二度は見れないでしょうねぇ。
長い。面白くないのに長い。
意外と手間暇はかかっていそうですが…

うーん。

「そこはもうちょっと頑張れよ」ってな具合の
非常に力を抜いて作られた作品でした。

☆見所としましては

酷い展開を楽しみましょう。

他は特にないですが、
クリーチャーを気持ち悪く見せようという
"キモさ頑張り"はちょっとありました。

☆総評としましては

★+0.7 / C級としては良く出来てる。

オープニングがワクワクのピークでした。

うーん、本編はちょっとスベリまくり。
あと、音楽と玄関のチャイムの音がイラつく。
最後のオフショットも何故かイラつく。

楽しめたか?と聞かれると…
ちょっとお答え出来ませんね。えぇ。

うーん。うーん。

2012年07月24日

ビッチ・スラップ 危険な天使たち



監督 : リック・ジェイコブソン
出演 : ジュリア・ヴォス、エリン・カミングス、アメリカ・オリヴォ 他

Bitch Slap / 2009 America

B級娯楽作の魅力にフォーカスした佳作。
美女、お色気、暴力、安いCG、訛った日本語…
コスプレにパロディ、銃撃戦からNINJA武器まで。

いやぁ、サービス満点ですねぇ。

主役はタイプの違う美女三人で、
この三人に全てを"預けた"って感じですね。
それもしっかりと意図的に。

ストーリーはなかなかに詠み辛く、
要所要所で過去の出来事を挟む手法。
荒野で組織のお宝を探す美女達と事の顛末…
少し謎めいた展開ではありますが、
気にせず、お色気やアクションを楽しみましょう。

この作品に肝要の"お色気"ですが、
とても健康的な描写なのが良いですね。
関係のなさそうなシーンで突如差し込んでくる
グラビア撮影の様なポージングやカメラワーク。
それがまた長い(笑)
これをちゃんと"わざとらしさ"として
演出してあるので、上手い効果だと思いました。

それにプラスして、
暴力や格闘シーンはなかなかにハードコア。
美女達が鼻血まみれってのも良いもんです。
(互角の殴り合いなので痛々しくもないですし)

全編を通して感じたのは、

"大作映画はお行儀良くやってりゃいいさ。
こっちは好きなように遊ばせてもらうぜ?
あぁ、でも笑わせたいしな。大衆受けは狙うぜ!"

みたいな、なんかこう。

色々と中途半端ではあるんですが、
総じて及第点を越えているので、結構楽しめますね。
見所は多いですし。

ただ、
終盤に向けて大ドンデン返しが用意されていて、
(見ているうちになんとなく予想もつきましたが)
ネタバラシされてしまうと
二度目の視聴はイマイチに感じるかもしれません。

あまりにもアレなので(笑)

とりあえず…
"ド"わざとらしい演出を好む人にはお勧め。
かもしれませんし、そうでもないかもしれません。

☆見所としましては

お色気シーンが始まる時に、
「さぁ、やるぜー?」みたいに音楽が鳴るんですが、
これがなかなかロックで良い。潔いね。

あとエセ日本人がロリポップなキャラで登場しまして、
「おじいちゃんみたいなおばあちゃん」みたいな
性悪オリエンタルビッチって感じで憎めません。

ブッサイクな造形だなぁ(笑)

☆総評としましては

★★+0.8 / そこそこ楽しめる。なにも残らないし。

と、いったところで、結構好きです。

「なんでやねん(笑)」なシーンも多く、
失笑気味にはなりますが、笑えますし、
それが"狙い通り"といったところでしょうか。

細かい粗は無視するか楽しむ。
それを前提にすると意外と完成度の高い作品でした。

カット割と画作りが上手い。うん。



YouTube - ビッチ・スラップ 危険な天使たち 予告編

2012年07月14日

キツツキと雨



監督 : 沖田修一
出演 : 役所広司、小栗 旬、古館寛治 他

キツツキと雨 / 2011 Japan

大好きな役所広司さんのゾンビ姿が見れる、
という事でニヤニヤしながら観賞しました。

いわゆるハートフル・ヒューマン・コメディで、
無骨でお人好し気味の木こり"克彦さん"と
内向的でプレッシャーに弱い新人監督"幸一くん"の
アンバランスな交流と成長が描かれています。

ゾンビ映画で田舎の村に訪れた撮影隊、
小さなきっかけで出会った二人。
上手く進まない撮影と噛み合わない会話、
協力するうちに段々と近づく心の距離。
やがては村中を巻き込んだ
楽しくも痛快な撮影劇へと展開していきます。

心の機微が非常に丁寧、かつ大胆に描かれていて、
ジワジワと迫る笑いと感動がとても心地良かった。
また、撮影するものが"ゾンビ映画"という事で、
シュールな画面にクスッとさせられました。
これはこの作品に間違いなく必要な要素だな、と。

映画の撮影風景を作品にするというのは
実に面白いですよね。
実際に作り手の方々はどう見るのでしょうか?
んー、興味深いですね。

そして素晴らしいのは
コメディ部分が控えめな表現であること。
そのくせ計算高く、巧みな画作りが印象深い。
スッと心が緩んで入り込まれてしまいましたね。
いや、お見事です。とても楽しく笑えますよ。

役者陣は「さすが」の一言。
主演の二人は言わずもがな、ですし
名脇役にナイスなエキストラの方々。
一体感の勝利でしょうか。
役所さんと小栗くんの「可愛さ」みたいなものが
非常に上手く出ていましたねぇ。

心がほっこり。
楽しく、面白く、笑顔になれる素敵な物語。

☆見所としましては

当ブログ的にはやはりゾンビでしょうか。
本物(?)のゾンビは一体も出ないわけですが、
"ゾンビに扮する人々"の楽しそうな事。

きっと貴方もゾンビをやりたくなりますよー。

☆総評としましては

★★★+0.2 / ほんとはもっと高評価です。

まぁ、ゾンビ映画ではないわけで。
うちとしましては控えめにさせて頂きました。
ただ、妙にゾンビ愛を感じますし、
ゾンビ映画好きの方には是非ともとお勧めです。

※タグにも"ゾンビ"を入れさせていただきました。
最大限の敬意でございますー。

モヤモヤの溜まる前半、中盤のドキドキ。
そして繋がる後半のワクワク感。
王道の構成を見事な手腕で描き切っています。

日本映画の良さ、侘び寂びのあるシーンの連続。
グッと心に届く、とても良い作品でした。

※関連商品(映画内ゾンビ映画の脚本など)が
気になるので、フォローしていきたいと思います。



YouTube - キツツキと雨 予告編
posted by DM at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゾンビ映画 / A級